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ADA SUPER JET FILTER ES600の全て。 

2013/10/11(Fri) 15:55
IMG_7162.jpg

数個前の記事で自分はES300の購入レビューをしていました。

IMG_7168.jpg

今回はES600をレビューします。

はい。 一瞬でES300からES600に転換しました。

自分はこのメイン60Pにかなりの種類のフィルターを使用してきました。

順番に上げると、

EHEIM eco2232→EHEIM eco2234→ADA ES600→EHEIM 500→EHEIM 2213→EHEIM 2215→ADA ES300→ADA ES600

となります。

使用機種、メーカー別に分けると

●EHEIM 2232

●EHEIM 2234

●EHEIM 500

●EHEIM 2213

●EHEIM 2215

●ADA ES300

●ADA ES600

となります。

これ以外にも様々な方式、メーカーのフィルターを使用して来ましたが、外部式に絞ると上記のフィルターです。
では、EHEIMシリーズとADA ESシリーズは具体的に何が違うのか?

それは、「水冷式ポンプ」であるか「空冷式ポンプ」であるかの違いです。

簡単に説明すると、ポンプ自体の冷却を水槽の循環水で行うか、空気中に放熱するかの違いです。

EHEIMシリーズは水冷式ポンプ、ADA ESシリーズは空冷式ポンプを採用しています。


ESシリーズのポンプもES150,ES300シリーズはDCポンプ(直流駆動)

ES600,ES1200,ES2400シリーズはマグネットポンプ(AC 交流駆動)

と分けられます。

DCポンプの方が静か、流量制御に優れている特性があります。

実際にADA ES300の方が圧倒的に静かでした。 ただ、高音域の音はDCポンプのES300の方が大きいです。

ここは個人によって感じ方が違うので判断が難しい所ですね。

ADAのES150,ES300に使用されているポンプはZL PUMP社のZL38-22シリーズ。

ES600以上のクラスに搭載されているポンプはIWAKI社のIWAKI MDシリーズ。

IMG_7171.jpg

これですね。

ES600に搭載されているポンプはIWAKI MD 6ZK NO1という型番です。

それでは、ポンプの記号の意味を解説しようと思います。

●MD 製品別型番。 その他にRD.MD-F.MD-Vシリーズがあります。

●6  MDシリーズのポンプサイズです。6.10があります。

●ZK ポンプのタイプ K:標準タイプ ZK:高揚程タイプです。

●E.N 記号なし:FKM(標準Oリング)E:EPDM(特注Oリング)
   特殊な薬液を使用する場合等に特注Oリングを使用するようです。
   その他ケーシング部分のタイプ変更も可能。

上記より、ADA ES600のポンプは「IWAKI MD6シリーズ高揚程タイプ」である事が分かります。

IWAKIのMD 6 ZKを特注カラーリングにした物が現在のES600シリーズに搭載されているポンプです。

通常タイプは本体が緑色です。

ちなみに、ADAのES600シリーズ以上のポンプは「ハンマートーン」と呼ばれる仕上げです。

このカラーリングはADA特注みたいですね。

IMG_7174.jpg


キャニスターとポンプの接続はゴムホースとクリックバンドで行います。

このゴムホースは飛行機にも使用される高品質な物らしいですが、劣化する時は劣化します。

クリックバンドについては初期型のES600はプライヤーのみでの脱着が可能なタイプでしたが、現行型はドライバーを使用してクリックバンドを外し、プライヤーで接続するという面倒なタイプに変更されました。

確かではないのですが、2004年のロットまでは初期型クリックバンドでの接続方式だったかと思います。

所持しているカタログが抜けているのでなんとも言えないのですが、少なくとも2008年より後のロットは現行型クリックバンドへ変わっています。

オークション等で購入する際はここのクリックバンドにより、どれくらい前のロットであるかが推測出来ます。


IMG_7176.jpg




ロゴと本体仕上げについて。

ロゴは良く知られていると思うので省略します。
変更当時は新ロゴと旧ロゴが混ざっていましたね。


ES600の本体仕上げは

●現行品

●くすんだタイプ

●ミラーフィニッシュ

に分けられます。

現行品はステンレスの質感が良く出ている最もシンプルなタイプです。
メタルジェットパイプと同様な質感です。


ES600初期型はステンレスの仕上げが現行品よりもくすんでいます。
天板の仕上げで確認するのが最も分かりやすい判別方法です。
天板にポンプが反射する物は現行品です。
(初期型は天板にポンプが反射しません)


ミラーフィニッシュは20thに発売された記念モデルです。
所持していないので良く分からないのですが、iPod touchのような鏡面加工がされています。
定価も5万円オーバーと通常品より高額設定です。

現在は販売されていません。20thモデルも鏡面加工以外の仕様は現行品と変わりません。

IMG_7184.jpg


流量

●5.5ℓ/min 50HZ

●6.0ℓ/min 60HZ

EHEIM2215とあまり変わりません。
EHEIM2215は500ℓ/h ES600は330ℓ/hですので、流量のロスを考えると高揚程タイプのインペラの特性が効いている事が分かります。


最大揚程

●2.1m/50HZ

●2.7m/60HZ

消費電力

●13w/50HZ

●16w/60HZ

ろ材容量

●4.5ℓ(実測値)

表示容量はキャニスター容量の事で、キャニスター本体は6ℓの容量を確保していますが、実質4ℓ強のろ材容量となります。 ADA付属ろ材のバイオキューブはつぶれるので6ℓ入りますが、サブストラット等は6ℓ入りません。



●その他

ESシリーズは本体にSUS304鋼を使用しています。
プラスチック製のフィルターに比べて圧倒的な堅牢性を誇る反面、海水に弱い弱点もあります。
もちろん、海水使用は厳禁なフィルターなのですが、近所のショップがBラインのフィルターで処分前に実験した所、およそ半年でエルボ部分から水漏れが発生しました。

海水使用厳禁なのはキャニスターのみなので、マグネットポンプには全く問題はありませんでした。

実際、IWAKIのレイシー部門のマグネットポンプは海水でのオーバーフロー、水族館等にも良く使われていますね。

ES600の発売前にADAオリジナルパワーフィルターというプロトタイプが1995年のカタログに載ってた事があります。

現行品とは似ても似つかないような形状で、かなり大型のフィルターだったのですが、実際に発売される事はありませんでした。 また、EHEIMのようなキャニスターにマキシジェットのようなポンプを搭載したプロトタイプもありましたが、こちらも実際に発売される事はありませんでした。(ちなみに後者はグリーンのプラスチック製)

初期型ESシリーズはES1200シリーズにES600の刻印が押されていたり、ロゴが全く入っていない、ロゴが片面のみという不良ロットがあった事も確認しています。

ES300以上の機種に搭載されているバックルは水中カメラのハウジング、船の甲板に用いられるような物を転用したらしいですね。 (ES150は再開発品)


●何故ES600を再購入したか

性能面での理由はまったくありません。 
むしろES600のポンプは音がうるさい、キャビテーションによって良く止まる、何より他社製品の10倍以上の価格という欠点があります。
電磁波によるバクテリアへの影響を軽減とアナウンスしていますが、正直な所あまり実感は出来ません。
ADA以外のほぼ全てのフィルターが水冷式モーターですが、なんら問題なく発売されていますし、自分も電磁波による影響云々は全く実感した事はありません。

自分はADAで統一したいというこだわりがあり、比較的安価なES300を購入しましたが、

●ポンプのメーカーサポートが明確ではない。 
(パーツ販売等は未定、修理価格も未定とのこと)

●排水と吸水のパイプ径が違う。
(排水10φ 吸水13φ)

●バックルが奇数個なので対角線上にロック出来ない。
(3個しかありません。)

という点でES300を手放しました。

正直、EHEIMのフィルターになんら問題はありませんし、性能面でも十分です。
音も静かでメンテナンスもしやすく軽量、安価と良い事ずくめです。
また、破損しやすいと言われていますが、EHEIMシリーズの灰色プラスチックにはカーボンが配合されており、フィルターヘッドの耐久性は群を抜いています。
10年以上は平気で持つ高耐久性のフィルターなんですね。
(実際、12年前の2213を使用していた事もありますし、ベルリンの壁崩壊前の個体が現役で動いている事例もあります。)

ただ、ADA好きで徹底的に拘りたい性格なのでES600を購入したというだけです。

高額なので大切に使用していきたいですね。

何かあれば追記していこうと思います。




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ADA コメント:6 トラックバック:0
コメント:
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60P立ち上げの計画をしててフィルターに悩んでいたのでとても参考になりました(^-^)ES-600での経過も楽しみにしています!
by: ネイチャーライフ * 2013/10/11 16:22 * URL [ 編集] | page top↑
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勉強になります♪
ミニM用に300を購入しようかと出た当初から迷い続けて未だに踏み切れずにいます。。。
by: tks2300 * 2013/10/12 09:41 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

ネイチャーライフさん コメントありがとうございます。

正直な所、エーハイムの方が全然性能が良いのでADA信者でない場合は進めないかなぁ。
東京の特約店もやっぱりエーハイム押しの所が多いです。
揚程に強いポンプなんだけど、キャビテーションでインペラとドライブマグネットとの同期が取れずに止まる事が多々有るからね。
あと、音がすごいっす。2215の3倍くらい? 
買うならES300の方がインペラの構造的にも良いかも知れないよ。
DCポンプで静かだし、台座を少し加工すればエーハイム並みになるからね。
ただ、ブログに上げたように、サポートが万全ではないので、この先どう転ぶか分からないけど。


悩んだ時は相談に乗りますよ!
by: masaki * 2013/10/12 17:25 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

tks2300さん コメントありがとうございます。

ES300は排水が10φで、なおかつ上位機種のES600より水流が強いのでスピンパイプ必須ですね。
60Pにも少々強い水流でした。

ミニMでしたらES150の方が良いのかもしれません。
かなり静穏化されているみたいですよ!
by: masaki * 2013/10/12 17:27 * URL [ 編集] | page top↑
--こういった情報がほしかった!--

長年使っているテトラのユーロEX75の後継にES600を検討していたので、
Goodタイミングな貴重な情報でした。ありがとうございます。
デザインや性能を追求するADAの姿勢が好きで、パーツのADA化を進めておりまして、
次はいよいよフィルターも、と買う気満々だったのですが、
音が大きい、よく止まるということなので、購入計画は一旦リセットすることにしました(=^▽^=)
ユーロEXはとても静かで、ホースタップの使い勝手の良さが特に気に入っているのですが、
テトラの後継機種が今ひとつぱっとしないので、結局はエーハイムなのかなぁと、今は思っています。
by: よいわ * 2013/10/12 21:03 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: こういった情報がほしかった!--

よいわさん コメントありがとうございます。

自分はADA信者で、良いものは正直に勧めます。
ですが、ハッキリ言ってES600に利点はありません。
強いて言うならば意匠性のみですね。 マグネットポンプは負圧に弱いのですが、ろ材を大量に入れるES600は負圧が大きく、インペラ部分でキャビテーションという現象が発生し、インペラの異常磨耗、ドライブマグネットとインペラの同期が取れない事による停止が頻繁に発生します。
また、サブフィルタの接続はご法度です。
同様の症状は色々な方がブログに書かれているので、自分のみの情報ではありません。

音に関してですが、本当に凄まじい音がしますよ。
お店では分かりませんが、いざ自宅で運転させると、ウンザリするほどの音です。
エーハイムやテトラの3倍以上は余裕でします。
超安価なエアーポンプと同じくらいの爆音ですね。

音に関してはES300が圧倒的に静かですので、もし購入されるのであれば300をお勧めします。
実は流量も300の方が多いので。


フィルタは結局水冷式のエーハイムがいいのではと思いますよ。
実際2215の濾過能力は安定していて安心できます。

ES600を2台 ES300、その他のフィルターを使ってきて断言出来ます。


また何かあればアドバイスしますね。
by: masaki * 2013/10/12 21:22 * URL [ 編集] | page top↑
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